普通救命講習会 
網走消防署において、応急手当に関する正しい知識と技術の普及のため
「普通救命講習会」を開催します。
        

 日 時  平成22年3月6日(土)午後1時00分〜午後4時00分 
 場 所  網走市字潮見172番地4 網走消防署南出張所
  内 容  1.成人の心肺蘇生法
 2.自動体外式除細動器(AED)の使用法
 3.大出血時の止血法、異物の除去法
 参加対象       15歳以上
 参加人員   定員30名(定員になり次第締め切ります) 
 申込方法  1.電話、FAXまたは受講申請書により3月5日(金)までに下記問合せ先まで申込願います。
 2.実技がありますので動きやすい服装で上靴(スリッパ等)を持参してください。
 3.受講終了後、修了証を交付します。
 4.普通救命講習T・U、上級救命講習を受講し2〜3年を経過した方は再講習の受講が必要です。
   その際は前回交付しました修了証に受講印を押印sますので修了証を持参してください。
 5.受講料は無料です。
 問合せ先  網走消防署警防課救急係  TEL43-9414 FAX45-1119
 網走消防署南出張所救急係 TEL43-3016 FAX43-1100
 



ある市において救命講習受講者が迅速、的確な心肺蘇生を行ったことにより救命できた症例を紹介します。 
 
 〜入浴中に倒れた人を救命した症例〜
 ある日、Aさんが宿泊施設の大浴場で入浴しているとBさんが露天風呂から騒ぎながら出てきたため、様子を見に行くと78歳の男性が浴槽に浮いていました。直ちにAさんとBさんは協力して洗い場へ引き上げました。そして様子をみると男性は意識は無く、ぐったりしている状態であったため従業員に知らせました。

連絡を受けた従業員のCさんは設置してあるAEDを持参して駆け付け、男性を観察したところ心肺呼吸停止状態であったため、119通報を依頼すると同時に、救命講習で習った胸骨圧迫を開始しました。

救急隊が到着するとすでに呼吸脈拍が回復しており、救急車で搬送中には意識も回復しました。

この方は数日後に退院されました。

 〜スポーツクラブで倒れた人を救命した症例〜

 ある日、58歳男性が運動中に急に倒れて意識が無くなってしまいました。

直ちに一緒いた妻が人工呼吸を行い、従業員Aさんが胸骨圧迫を行いました。数サイクル実施すると心拍、呼吸は再開しましたが、数分後にはまた心肺呼吸停止状態になってしまいました。そのため従業員Bさんがスポーツクラブに設置してあるAEDで、メッセージに従い除細動(電気ショック)を行いました。すると心拍、呼吸が再開したので、気道確保のみを実施して救急隊の到着を待ちました。

救急隊が到着した時には、大きな声に反応するまで意識が回復しており、救急車で病院に搬送し事後を医師に引き継ぎました。

この方は2日後には一般病棟に移られました。


 
 呼吸や心臓が止まってしまった人は、1分、1秒でも早く応急処置をすることにより、救命さ
 れる可能性が高くなります。助かった方たちは、救急車が来るまでの間、通報者やそばにい
 た方が心肺蘇生法やAEDなどの応急処置をしていました。
 あなたのその手は、心臓が止まってしまった人の心臓の代わりとなります。勇気をもって応急
 処置してください!!
 その勇気は、救命講習を受講することにより養われます。
 みんなで救命講習を受講しましょう。