網走消防署において、応急手当に関する正しい知識と技術の普及のため
「普通救命講習会」を開催します。
日 時 | 平成22年6月5日(土) 午後1時00分〜午後4時00分 |
場 所 | 網走市字潮見172番地4 網走消防署南出張所 |
内 容 | 1.成人の心肺蘇生法 2.自動体外式除細動器(AED)の使用法 3.大出血時の止血法、異物の除去法 |
参加対象 | 15歳以上 |
参加人員 | 定員30名(定員になり次第締め切ります) |
申込方法 | 1.電話、FAXまたは受講申請書により6月4日(金)までに下記問合せ先まで申込願います。 2.実技がありますので動きやすい服装で上靴(スリッパ等)を持参してください。 3.受講終了後、修了証を交付します。 4.普通救命講習T・U、上級救命講習を受講し2〜3年を経過した方は再講習の受講が必要です。 その際は前回交付しました修了証に受講印を押印sますので修了証を持参してください。 5.受講料は無料です。 |
問合せ先 | 網走消防署警防課救急係 TEL43-9414 FAX45-1119 網走消防署南出張所救急係 TEL43-3016 FAX43-1100 |
ある市において救命講習受講者が迅速、的確な心肺蘇生を行ったことにより救命できた症例を紹介します。 |
〜入浴中に倒れた人を救命した症例〜 ある日、Aさんが宿泊施設の大浴場で入浴しているとBさんが露天風呂から騒ぎながら出てきたため、様子を見に行くと78歳の男性が浴槽に浮いていました。直ちにAさんとBさんは協力して洗い場へ引き上げました。そして様子をみると男性は意識は無く、ぐったりしている状態であったため従業員に知らせました。 連絡を受けた従業員のCさんは設置してあるAEDを持参して駆け付け、男性を観察したところ心肺呼吸停止状態であったため、119通報を依頼すると同時に、救命講習で習った胸骨圧迫を開始しました。 救急隊が到着するとすでに呼吸脈拍が回復しており、救急車で搬送中には意識も回復しました。 この方は数日後に退院されました。 ある日、58歳男性が運動中に急に倒れて意識が無くなってしまいました。 直ちに一緒いた妻が人工呼吸を行い、従業員Aさんが胸骨圧迫を行いました。数サイクル実施すると心拍、呼吸は再開しましたが、数分後にはまた心肺呼吸停止状態になってしまいました。そのため従業員Bさんがスポーツクラブに設置してあるAEDで、メッセージに従い除細動(電気ショック)を行いました。すると心拍、呼吸が再開したので、気道確保のみを実施して救急隊の到着を待ちました。 救急隊が到着した時には、大きな声に反応するまで意識が回復しており、救急車で病院に搬送し事後を医師に引き継ぎました。 この方は2日後には一般病棟に移られました。 |
呼吸や心臓が止まってしまった人は、1分、1秒でも早く応急処置をすることにより、救命さ れる可能性が高くなります。助かった方たちは、救急車が来るまでの間、通報者やそばにい た方が心肺蘇生法やAEDなどの応急処置をしていました。 あなたのその手は、心臓が止まってしまった人の心臓の代わりとなります。勇気をもって応急 処置してください!! その勇気は、救命講習を受講することにより養われます。 みんなで救命講習を受講しましょう。 |