皆さんは9月9日が何の日かご存じですか?
 9(きゅう)と9(きゅう)で「きゅうきゅうの日」、すなわち「救急の日」です。
 「救急の日」は、救急業務及び救急医療に対して皆様方の理解と認識を深めるていただくともに、救急医療関係者の意識の高揚を
 図ることを目的に昭和57年に定められました。近年の救急医療の現場では、緊急性のない救急要請が非常に増え、救急隊員・医師・
 看護師が一刻を争う患者さんの搬送〜治療に最善を尽くそうとしても、手が回らない深刻な問題を抱えております。
 安心して暮らせる地域の救急医療を守るためにどうしたらいのか、この「救急の日」をきっかけに、今一度救急医療についてお考え
 ください。

          救急車の適正利用にご協力ください
                  こんな救急車の利用はやめてください!


救急車は生命の危険を伴うけがや急病者の方々を一刻も早く医療機関へ運ぶための緊急車両です。ところが、救急車で運ばれる人のうち、緊急性のない「軽症者」の割合が半数以上を占めるようになり、こうした利用が救急医療体制の混乱を招いています。中には、通院や入院時のタクシー代わりに救急車を利用する方もいます。救急車本来の役割をよく考えて、安易な利用はやめましょう。 


こんなときは迷わず救急車要請(119番)を!

2006年に道内において救急車で運ばれた人数は過去最多の206,000人に上り、10年前に比べて4割も増加しました。これに伴い、救急車が現場に到着する所要時間も延びています。(全国平均/1996年6.0分⇒2006年6.6分=30秒以上の延長)。心配停止状態に陥った人の生存退院率は、救命処置が1分遅れるごとに7〜10%低下すると言われ、秒単位の遅れが救えるはずの命を左右します。救急車の不適切な利用を道民全体の責任として見直しましょう。それがひいては自分自身の命を守ることにもつながるのです。  

           

 〜北海道小児救急電話相談〜
 受付期間 月〜土曜日:午後7時〜11時
 電話番号 011-232-1599
 短縮ダイヤル #8000 (※家庭のプッシュ回線、携帯電話から)
 相談時の注意 呼吸停止や大けがなどで明らかに重症と分かるときは、直ちに119番通報してください。

 
 〜北海道救急医療・広域災害情報システム〜
 インターネット http://www.qq.pref.hokkaido.jp/qq/qq01.asp
 フリーダイヤル 0120-20-8699
 携帯電話・PHS 011-221-8699
 FAX案内サービス 011-272-8699

 救急車を呼ぶ前に、救急病院に駆け込む前に、状況に応じて利用して下さい。