住宅用火災警報器の設置義務化
住宅火災で亡くなられた方の7割は、「逃げ遅れ」による、ものです。早く火災の発生を知っていれば、助かった方も多かったのではないかと推測されます。
このような背景を踏まえ、住宅火災による死者数の低減を目的とし、平成16年に消防法が改正され、平成23年6月1日より住宅用火災警報器の設置が義務付けられました。
網走地区消防組合火災予防条例で、すべての住宅に設置が義務付けられております。
住宅用火災警報器とはどんなもの? |
住宅用火災警報器は、煙または熱を感知して火災の発生を警報音や音声で知らせるものです。また、壁にかけるタイプと天井に設置するタイプがあります。電源については電池タイプと家庭用電源タイプがあります。
壁掛けタイプ | 天井取付タイプ | |
設置する警報器の種類は? |
煙式のものを設置してください。台所に設置する場合は熱式のものを設置します。
どこに設置すればいいの? |
ふだん就寝に使う部屋(寝室)に設置します。就寝に使用される子供部屋も含まれます。就寝に使用する部屋が2階以上にある場合には、その階の階段にも設置しなければなりません。
● 取り付けが義務付けられている所(煙式警報器)
● 取り付けをおすすめする所(熱式警報器)
住宅用火災警報器を設置しない階で、就寝のために使用しない居室が2階以上連続する場合、住宅用火災警報器を取り付けた階から2階離れた居室のある階の階段に設置します。
● 取り付けが義務付けられている所(煙式警報器)
● 取り付けをおすすめする所(熱式警報器)
7u(四畳半)以上の居室が5以上ある階には、廊下に火災警報器の設置が必要です。
取り付ける位置は? |
天井に設置する場合は、壁面や梁から60センチメートル以上離し、壁面に設置する場合は天井から15〜50センチメートル以内の場所に取り付けます。また、換気扇やエアコンの吹き出し口からは1.5メートル以上離して取り付けてください。
どこで購入できますか?値段はどのくらいしますか? |
購入先については、消防設備取扱店、家電量販店、ホームセンター等で購入できます。
値段は機能等にもよりますが、3,000円くらいから10,000円くらいまであるようです。
※平成26年4月1日から、住宅用火災警報器の「鑑定制度」が国家検定の「検定制度」に変わりま
した。それに伴い、表示される証票も従来の「鑑定合格証票(NSマーク)から「検定合格証票」に変
更となっています。
「鑑定合格証票(NSマーク)」の商品は、平成31年3月31日までは販売や設置工事が可能ですが、
それ以降は販売も設置工事も行うことはできなくなります。日本消防検定協会又は登録検定機関)の
検査に合格し、「合格表示(検定マーク)」が付されたものを使用してください。
詳しくは下記の日本防災協会内ホームページを参照してください。
http://www.jfeii.or.jp/knowledge/pdf/jukeiki-gokaku-hyouji.pdf
悪質な訪問販売に注意してください! |
住宅用火災警報器の設置が義務化されることを契機に、訪問販売による不適正な販売が全国的に増加しています。消防職員や市町村職員が個人宅を訪問し、住宅用火災警報器の斡旋や販売を行うことはありません。また、特定の業者に販売を委託することもありません。これらの悪質な業者には注意してください。
住宅用火災警報器に関する問合せ先 |
網走消防署予防調査係 рO152−43−9417
大空消防署防災調査係 рO152−74−2619
大空消防署東藻琴出張所防災調査係 рO152−66−3344
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